有限会社宮城福祉総合研究所
グループホームフォークソングは、2004年に開業した2ユニットの事業所です。利用者さまは80〜90代が多く、そのほとんどが介護度1程度。穏やかな性格で、外の花壇や小鳥を見てのんびりと過ごす方が多いです。職員は、20〜60代の介護職が16名ほど在籍しています。職員同士の関係性は良く、利用者さまのちょっとした変化やヒヤリハットもすぐに共有し合えており、仕事のしやすい雰囲気です。 利用者さまにのびのびと穏やかに過ごしてもらうためには、職員にとっても安定して働ける環境づくりが大切だと、当事業所は考えています。働きやすくするための取り組みとして行っているものの一つが、5S活動です。職員で役割分担をして清掃や物品の整理整頓を行い、利用者さまも職員も過ごしやすい清潔な環境を保っています。ほかにも、管理者やリーダーは利用者さまに見えるところでの職員への指摘は控え、場所やタイミングにも気を遣うようにしています。職員の働きやすさにも目を向けながら、より良い環境を目指す事業所です。
POINT
1
グループホームフォークソングが大切にしているのは、利用者さまに「心地良い」と感じていただける距離感です。そのため、統一された対応ではなく、利用者さま一人ひとりと適切な距離感を模索しながら柔軟な対応を心掛けています。たとえば、名前の呼び方。ほとんどの方を“〇〇さん”と呼んでいますが、過去には“〇〇ちゃん”と呼ばれて喜ばれていた方もいたため、事業所として細かいルールは設けていません。その方の様子に合わせ、臨機応変に対応しています。 また、利用者さまと関わる時間を増やすために、レクリエーションを簡単にできるものにしたり、備品をネット通販で購入することで外に買いに行く手間を省いたりしています。空いた時間は利用者さまとソファに座り、家族や好きな食べ物の話などをして、ゆったりとした時間を過ごしています。シフトを終えて退勤するときには、「また来るね」「明日も気を付けてきてね」と利用者さまと挨拶を交わして帰ります。コミュニケーションが得意で人懐っこい方や、時間に追われず一人ひとりとじっくり関わりたい方にとっては、最適な職場です。
ときどき出勤する管理者の愛犬は、利用者さまにも懐いており皆が癒されています
POINT
2
グループホームフォークソングでは、新人職員に対してOJTを実施しています。独り立ちするタイミングは、ユニットリーダーが各シフトを2回ずつ同行してから。万が一リーダーが同行できない日には、十分に経験のあるベテラン職員が教えるので安心してください。ほかには毎月1回の社内研修を行い、テーマに沿った小テストをしたり、コメントシートを記入したりと、知識向上のための機会を設けています。 また、当事業所では今後サブリーダーを配置予定です。意欲のある方は、服薬管理やご家族対応などリーダーが行う業務を見てもらったり、ときにはプラン作りも一緒に行ってもらったりしながら、次期リーダー候補として育てていきたいと考えています。現場で経験を積みながら、将来のキャリアアップも見据えられる環境です。 さらに、介護福祉士実務者研修、介護福祉士、ケアマネージャーの資格取得については、仙台市の制度を利用し、職員が費用負担0で受けられる資格支援も用意しました。入職後に資格を取りたい方は、ぜひご相談ください。
マジックショーは大好評。外部の手も借りながら、日々楽しく過ごす工夫をしています
POINT
3
グループホームフォークソングは、職員と管理者の距離が近く気軽に話せる雰囲気です。職員からは、「こうしたらどうでしょうか」「こういうのもあると便利だと思います!」と日々さまざまな意見が挙がっています。予算やリスクを考慮し、利用者さまのプラスになることであればできるだけ受け入れ、実行しています。職員の意見がより質の高いケアの提供に繋がるので、臆さず提案してくれる点はとても助かっています。新しく入った方も、遠慮なく意見を聞かせてください。 管理者は職員への思いも強く、「ここで働いて良かった」と思ってもらえるよう働きやすさも重視しています。以前は、記録や連絡帳、申し送りなどを電子化したことで業務の時間短縮に成功し、利用者さまとの時間が増えて職員からも好評でした。ほかにも、シフトの相談に柔軟に応じており、家庭状況が変わった職員も働き続けられるよう、管理者から新しい働き方の提案をすることも。利用者さまだけでなく、職員も同じように大切にする風潮のある職場です。
利用者さまのお部屋は全個室。一人ひとりとじっくり関わりながらケアできます
グループホームフォークソングは、利用者さまに日々を穏やかに過ごしていただきたいと考えているため、外出支援や手の込んだレクリエーションはほとんど行っておりません。また、それらを行うことで、職員の業務が増えたり、残業が発生したりすることはできる限り避けたいと考えています。そのため、人によっては物足りなさを感じたり、前職との方針の違いをギャップに感じたりするかもしれません。 しかし、利用者さまが退屈せず過ごせるよう工夫をしており、事業所内で一緒に家庭菜園や花を育ててみたり、週1回はボランティアの方に来ていただき楽器演奏や手品を披露してもらったりしています。準備に手間のかかる行事やレクリエーションは無いので、職員は日々残業なく業務を終えられています。 今後も、職員に負担の少ない方法で利用者さまを楽しませるために、ボランティアの受け入れも積極的に行いながらイベントをやっていきたいと考えています。現場からの新しい提案も歓迎です!
以前別の仕事をしながら介護職員基礎研修を受講していたのですが、その際の実習先がグループホームフォークソングでした。ほかの施設にも実習に行きましたが、当事業所での実習が一番楽しく、グループホームで働きたいと思うきっかけになったんです。そのときは家が遠かったため別のグループホームに入職したのですが、退職後に当事業所の求人を見つけたため、入職を決めました。
実習のときから感じていましたが、やさしい職員が多い点です。以前の職場はピリついた雰囲気がありましたが、当事業所にはありません。ただ、お互いに意見やアドバイスをすべきところでは話し合えているので、良い関係性が築けていると思います。
ほかの職員に相談しやすく働きやすい点です。管理者に資格を取るためにシフトの相談をした際には快く受け入れてもらえたり、仕事で判断に困ったときにはほかの職員が一緒に対応を考えてくれたり。周りを頼りつつ、自分の理想の環境に近付いている気がします。
どこの事業所も人手不足で困っていると思います。だからこそ、職員にとって働きやすい職場を作り、人の定着を目指したいです。そうすることで、利用者さまにもよりしっかりとケアを提供できると考えています。職員みんなが安心して働ける場所になるよう、ユニットリーダーとして今後も頑張ります!
グループホームフォークソング(ぐるーぷほーむふぉーくそんぐ)
〒9813124
宮城県仙台市泉区野村字野村161-1
有限会社宮城福祉総合研究所 ( ゆうげんかいしゃみやぎふくしそうごうけんきゅうしょ )