社会福祉法人優美会
ケアハウスとだ優和の杜は、特別養護老人ホームとショートステイ、デイサービス、居宅介護支援事業所を併設する複合型の高齢者福祉施設として、2014年3月に開設しました。当施設は概ね自立した生活ができる60歳以上の方が対象で、定員は30名です。 利用者さまの平均年齢は90代と高く、中には100歳を超える方も数名います。年齢の割に利用者さまの介護度は低く、平均介護度は要支援2程度。認知症がなく足腰もしっかりした方がほとんどで、100歳を越えて自立歩行できる方もいます。 当施設では自立度の高い利用者さまが毎日を楽しく過ごせるよう、レクリエーションに注力。七夕などの季節行事に加え、外出が難しい利用者さまのために車で買い物に出かけたり、かき揚げやいなり寿司を食べたりする食事会などを開催しています。また、将棋や歌、紙芝居、傾聴のボランティアを招いたイベントなど、職員も一緒になって取り組みながら楽しい時間を過ごせる環境です。
ケアハウスとだ優和の杜
法人情報
社会福祉法人優美会 ( しゃかいふくしほうじんゆうびかい )
〒3350026
埼玉県戸田市新曽南4-2-35
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ケアハウスとだ優和の杜には、介護職員約10名と看護師、生活相談員、ケアマネジャーが在籍しています。日中の人員配置は利用者さま3名に対して職員1名、夜間は10名に対して職員1名です。職員の平均年齢は50代前半で経験も積んで落ち着いた雰囲気のため、分からないことがあってもフォローしてもらえる安心感があります。 利用者さまのほとんどは自立した生活をしているので、介助業務は入浴や排泄の軽介助と見守りが中心。身体的な負担はそれほど大きくありません。入浴は週2回程度で、基本的には利用者さま自身のペースで入ってもらうため、職員は見守りと軽介助のみ行います。ただ、年月とともにできなくなってしまうこともあるので、利用者さまが転倒したりしないよう、細心の注意を払って業務に取り組むことが大切です。 ケアハウスとだ優和の杜の強みは、職場内のスムーズな連携です。判断に困ったときにはユニットリーダーや周りの職員に気軽に相談できるので、不安なく仕事を進められます。家族を含む外部とのやりとりは、相談員やケアマネジャーが対応。自分だけで抱え込むことなく、連携を取りながら業務を進めることができます。
月に2回程度、職員が手作りのお惣菜などを振る舞います
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ケアハウスとだ優和の杜では、未経験からでも成長できる体制が整っています。新人職員はオリエンテーションで業務の流れを把握したのち、日勤、早番、遅番のシフトに入り、ユニットリーダーによるOJTを実施。ほぼマンツーマンで指導が受けられ、3ヶ月程度で独り立ちとなります。 職員のスキルアップ体制も万全です。研修は月に2回~3回、平日の午後に実施。介護技術や事故・虐待防止などのほか、施設内の安全管理や感染症対策、催し物の立案などを行う委員会活動も行っています。現場に負担なく研修に参加できるようにシフトを調整しているため、意欲がある方はどんどんスキルアップできる環境です。資格取得支援も完備しており、実務者研修は提携している学校の講座を割引価格で受講可能。介護学校に通う学生への奨学金貸与制度もあります。 運営施設が病院や看護学校、福祉施設など多岐にわたる当法人では、幅広く経験を積んでキャリアアップを目指せます。過去には系列の看護学校の教員から当施設のケアマネジャーになった職員もいます。施設内はもちろん、法人内での異動も相談できるため、キャリアプランに合わせた働き方が可能です。 また、当施設は頑張りが正当に評価される職場です。面談は年2回で、自身の目標設定や評価について話し合います。過去には、一般職で入職し、リーダーを経て2~3年で係長へ昇進した職員も。評価基準が定められているため、自分の評価を客観的に見て、モチベーションを維持しながら働くことができる環境です。
歩行に問題がない利用者さまは、買い物や美容院など自由に外出できる生活が送れます
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ケアハウスとだ優和の杜は、1日の勤務時間が7.5時間と短いのが特徴。ひと月で見ると8時間勤務に比べて10時間程度短い計算になり、プライベートの時間を確保しやすい環境です。 福利厚生も大手法人ならではの充実した内容。福利厚生サービスとの提携により、テーマパークなどのチケットが割引価格で購入できるなど、多くの職員が利用しています。また、系列の医療機関を受診した際は、医療費の一部を法人が負担。入院時も申請できるため、職員にとって心強いサポートです。 また、当施設は子育て世代が安心して働ける環境が整っています。2023年度からは「保育手当制度」を導入。保育園や学童の基本費用の半額を当施設が負担することで、職員の経済的な負担を軽減しています。職場全体として子育てに理解があるため、ほとんどの職員が育休を取得しており、なかには男性の取得実績も。復帰の際は子どもの成長に合わせて、時短勤務を選ぶことも可能で、ライフステージの変化に柔軟に対応しながら無理なく働けます。
自然と触れ合える屋上庭園。花火大会の日には開放して皆で花火を楽しみます
ケアハウスとだ優和の杜の利用者さまは、比較的自立度が高いので介助の負担は多くありません。しかし意思がはっきりしている分、利用者さま同士の問題が発生することもあり、その対応に最初は戸惑うかもしれません。 でも安心してください。利用者さま同士の人間関係で問題が発生しても、一人で解決する必要はありません。ユニット内の情報共有は密に行っており、必要であればユニットリーダーや管理者が入って利用者さまに注意を促します。それでも改善されなければ、ケアマネジャーから直接ご家族に報告するといった対応も可能です。当施設の介護職員はベテランが多いので、何か問題があればすぐに相談してくださいね。
事業所の開設時に看護師として入職したのち、育休を経てグループ内の異動という形でケアハウスとだ優和の杜に配属されました。事情があり2020年に一度退職し、その翌年に再雇用してもらいました。
私は看護師として、特養やケアハウスのほかに病院での勤務経験もあります。病院でも高齢者との関わりはありますが、介護施設では人生の先輩である利用者さまとの関わりがより深く、子育てをするうえでも励みになっています。
小学生の子どもが2人いるため、どうしても入れない日は所属長に相談してシフトを調整してもらっています。相談に応じてもらえるので助かっています。職場の皆さんは、私の親世代の方が多く、子育てや家庭の悩みを親身になって聞いてくれます。
入職したときが、ちょうどコロナ禍の始まりの時期で、感染対策や外出制限をして利用者さまにも相当ストレスがかかっていたと思います。ご家族に会えない状況の中、代わって利用者さまに寄り添い、寂しさを受け入れることは大変な仕事でしたが、それが今の利用者さまとの信頼関係につながっているのかなと思います。
利用者さまのご家族からの差し入れを受け取るときに、「最近テレビはこれを見てるんです」「先日のお菓子美味しいって言ってましたよ」といった利用者さまの近況を話すと、とても喜ばれたことが印象に残っています。ご家族からも話を聞くことで、利用者さまの人となりがより理解できたように思いました。