医療法人社団守成会
広瀬病院は、1977年に創立した、内科と眼科を有する地域支援病院です。内科ではご高齢の方を中心に診療しており、緩和医療や看取りまで対応しています。眼科では、幅広い年代の患者さまが来院され、4世代に渡ってご利用いただいているご家庭もあるほどです。外来は多い日で300件、土曜半日で120件ほどあります。一般病棟は37床、療養病棟は34床。地域の課題である高齢化に対応するべく、在宅診療にも注力しています。現代の医療課題を肌で感じ、使命感をもって働くことができる病院です。 当院は、先進的技術の導入にも注力しています。常にチャレンジするという文化が、当院の特徴の一つ。たとえば、MCSというチャットツールを導入し、iPhoneを用いて職員間の連携強化に取り組んだほか、過去には白内障手術や人工透析を地域でいち早く取り入れた実績もあります。他院出身の現場職員の声も参考にしているので、前職での経験を多分に活かせる職場です。
POINT
1
広瀬病院は、病院全体の情報共有を重視しており、こまめなコミュニケーションを心がけています。会議だけを意見交換の場にはせず、現場へ応援にきた上長に、職員がその場で相談することもしばしば。上がった意見には病院側から速やかに返事をするようにしており、そこから生まれた取り組みも多くあります。職員全員が職場の改善に向けて、気軽に参加できる環境です。 毎日の朝礼は、Zoomで各部署から全員が参加可能。他部署の状況も、役職関係なく全員が把握できます。業務の連携がスムーズにとれるため、働きやすさに繋がっています。 また、人間関係の構築のため、“クローバースマイル”という取り組みも導入。同僚職員を褒める言葉を院内ポストに投函し、直接伝えられなかった感謝の気持ちを伝えられる取り組みです。良い内容には、病院からクオカードが送られることもあります。お互いの良さを見つけあうことで、職員同士が敬意をもって接することができています。
POINT
2
広瀬病院は先進的な医療技術の導入に、力を入れています。在宅診療では、できる限り入院させずに治療をするように尽力。在宅診療では珍しい輸血の実施や、心不全の患者さまへのドブタミンの注射なども行っています。また、先進的な医療技術を高い水準で提供できるよう、職員は勉強会にも参加し、スキルアップを図っています。珍しいとされることにも果敢に挑戦していく当院だからこそ、職員の経験値アップや自己成長を目指せます。 臨床推進研究センターという部署では、職員の研究および、研究発表を応援しています。信州大学の教授をお招きして、研究発表を実施したりと活動は活発。当院の管理栄養士の論文が、学会誌に掲載されたこともあります。自分の知見を、日々の業務だけでなく、医療業界に役立てていけることは、職員のやる気にもつながるはずです。 教育面では、クリニカルラダーやナーシングスキルライトを用いた体制を整備中。最新の知識やスキルを、継続して学ぶことができます。認定看護師も在籍しているため、同僚職員からの学びも多い職場です。
POINT
3
広瀬病院の年間休日数は129日ほどと多く、4週8休シフト。夏休みが5日間、年末年始の休暇が6日間あり、連続でも日付をばらしてでも取得が可能です。残業は月に約8時間と少なめ。残業時間削減のため、病棟、外来それぞれで対策を実施しています。病棟にはフリーの職員を配置し、仕事が多そうな職員を補助。外来ではシフト作成時に残業当番をあらかじめ設定し、必要最低限の人数しか残さないように工夫しています。病院である以上、急性期対応で大変なときもありますが、「皆で協力して早く帰ろう」という意識が全員にあるので、終業後のプライベートを圧迫せずに働けます。 当院は産休・育休実績があり、全体の約7割の職員が子育て経験者です。そのため、子育ての大変さを理解している職員が多いのが特徴。子どもの体調不良などで同僚が困っているときには、「子どもの側にいてあげなよ」と声掛けし、休みを促す職員もいます。急な休みを取ることを心苦しく思う方もいるかもしれませんが、理解ある職員が周りにいる安心感があります。子育てと仕事を両立させて働ける職場です。
広瀬病院の療養病床の残業時間は、月に約10時間。業界でみると少ないほうですが、当院の全体の平均が約8時間であることを考えると、人手不足が課題です。そのため、療養病床に配属された場合、他部署と比べると休みの取りにくさにギャップを感じるかもしれません。 しかし、当院では希望休ルールを設けており、月3回までは希望休が取得可能です。稀に、お子さまの学校行事があるときには、職員同士の希望がかぶってしまうことも。そういったときは他部署からの応援をもらえるよう、病院全体の体制を整えています。そのため、どの部署に配属になっても、自分のスケジュールを大切にしながら働けます。
以前勤めていた病院が閉院になるということで、転職先として広瀬病院を選びました。当時の広瀬病院は教育制度などもなく、何も整備されていない状況でしたが、そこが逆に面白いと感じたのが決め手です。外来で勤めていたのでその経験が活かせるという部分も大きかったです。
コロナ禍でもオンラインで忘年会をやったりしています。職員が司会をして盛り上げたり、各部署で踊りを披露したりしました。院長が還暦になった際には、みんなで祝ったりもしたんですよ。みんなで楽しく盛り上がれる病院だなと思っています。
外来の診療はもちろん、入院して急性期を見守り、その後の療養をサポートできること。さらには、在宅診療まで行っているので、患者さまを一貫した太いパイプで見ることができるのが広瀬病院の良いところだと思っています。
働きだした当初、透析の患者さまが病院の外側で倒れていたことがありました。 当時は気がつくのが遅くなってしまったのですが、それをきっかけに救急のコールを作ったり、AEDの対応を始めたりしました。起きた事象に対して、具体的な取り組みを起こして、対策をとっていこうという病院の動きは、働いていてやりがいを感じました。
看護部全体では、クリニカルラダーを用いて勉強会なども実施しています。去年からはナーシングスキルライトというオンラインツールを使用して個人でも勉強できるようになりました。教育体制が良くなってきていると思っています。
広瀬病院(ひろせびょういん)
〒2520105
神奈川県相模原市緑区久保沢2-3-16
医療法人社団守成会 ( いりょうほうじんしゃだんしゅせいかい )