医療法人慈全会
那須高原病院は、JR東北本線「黒磯」駅より車で5分の場所にある、精神科医療を専門とした病院です。1963年の開設以来、地域に根差した医療を展開。外来の診療科目は精神科・内科・呼吸器科・皮膚科で、精神科訪問看護サービスも提供しています。 計321床の病床を備えており、各科と連携しながら患者さまに適したケアを行っています。入院患者さまの年齢層は20~100歳代と幅広く、ほとんどの方が統合失調症です。認知症や双極性障がい、うつ病などにも対応しています。 また半分以上の方は慢性期の統合失調症のため、長期入院中。中にはほぼ開設当時から当院で過ごす方もいらっしゃり、ご家族さまや地域の関係機関と連携を取りながら心を込めて医療を提供しています。 当院では、患者さまの言葉にできないお気持ちを、少しでも汲み取れるよう丁寧な看護を心掛けています。患者さまの小さな変化に気を配り、そのときどきに合ったケアを提供するのが私たちの大切な役割。患者さまからの「ありがとう」というお言葉が、スタッフの大きなやりがいです。
POINT
1
那須高原病院では、ワークライフバランスを保って働き続けられます。たとえば残業は少なく、あったとしても勤務終了間際に急変があったときや、月に約2回の院内研修などで発生する程度。基本的に定時で帰宅できるので、プライベートを充実させやすい職場です。 また休日は4週8休のほか、祝日に出勤した分は代休を取得できます。合計すると年間休日は120日ほどあり、十分に心身をリフレッシュしながら仕事に励める環境。有給休暇も半日単位や、連続での取得が可能です。 さらに、ほとんどのスタッフが子育てと仕事を両立。お子さんの発熱など、家庭の事情による急な欠勤にも理解がある職場です。院内にはスタッフ専用の託児所もあり、2~3歳児を対象に一時預かり保育を実施。小学校低学年までのお子さんを育てるスタッフには、夜勤の曜日指定や回数削減にもできる限り対応しています。 こういった働きやすさから、当院のスタッフの半数近くが勤続10年以上。中には40年以上働き続けるスタッフの姿もあり、腰を据えて仕事に励める病院です。
5つの病棟を設置。さまざまな患者さまが入院されているので対応力が身につきます
POINT
2
那須高原病院では、精神科未経験の方も着実にスキルを身につけられるよう、丁寧にサポートしています。たとえば病棟配属の看護師の場合、新卒の方には約1年間の研修プログラムをとおしてマンツーマンで指導。中途採用の方にはキャリア開発ラダーを使いながら、半月ほど先輩スタッフがついてOJTを実施します。 このように当院では、基本的に1対1で仕事の流れや患者さまお一人おひとりに合った対応方法をレクチャー。個々の経験や習熟度にもよりますが、中途採用の場合は約1ヶ月で日勤帯の業務内容をひととおり覚えられる見込みです。患者さまと信頼関係を築けるよう適切にサポートするので、ご安心ください。 このほか、月2回院内研修を、月1回病棟ごとに勉強会を実施。認知症や安全対策など、それぞれの患者さまの症状に合った知識や技術を学ぶ良い機会です。また、当院では年間をとおして1人1つは外部研修を受講することを奨励しています。仲間とともに専門性を高められる環境です。
院内で実技講習を開催。スキルや知識を確認・アップデートできる環境です
POINT
3
那須高原病院では、スタッフ一人ひとりがチームワークを大切にしています。同じ職種はもちろん、他職種ともスムーズに連携しながら働ける職場です。 職種の垣根がなく、分からないことがあれば気軽に相談できるフラットな関係性が当院の魅力。毎日部署ごとにカンファレンスを行い、情報を共有しています。朝に限らず、必要に応じて多職種が集まって意見を交換するので、患者さまお一人おひとりに合った対応が可能です。 このほかにも、作業療法士が病棟に足を運び、患者さまへの対応方針について看護師に相談したり。管理栄養士が、嚥下の難しい患者さまの食事内容について、病棟の看護師と相談したり。患者さまが退院されるときは、退院支援のためケースワーカーとミーティングを実施したり…というように、常に横のつながりを活かしたケアを行っています。 そんな当院のスタッフは、明るい笑顔の優しい人ばかり。お互いに声を掛け合いながら、力を合わせてチーム医療を実践できる病院です。
多職種が顔を合わせてミーティング。意見を交換しやすい職場です!
那須高原病院の入院患者さまは、精神疾患を患っていることもあり、行動を予測するのが難しい傾向があります。精神科未経験の方の場合、想定外のことが起こった際、対応方法に悩んでしまうことがあるかもしれません。 しかし、当院ではスタッフが患者さまの小さな変化にも気づける環境づくりに力を入れています。たとえば、特殊な対応が必要な患者さまには、あらかじめ1人ではなく2人以上で看護するよう人員を配置。また、お一人おひとりの個室にカメラを設置しているため、ナースステーションでモニタリングすることも可能です。 さらに、日ごろから多職種で情報をこまめに共有。悩みごとを解決するようカンファレンスも実施しているため、患者さまの些細な変化も見逃さず対応にあたれます。このように、新人の方が1人で悩みを抱えることがないよう、相談できる環境があるので安心です。
那須高原病院について知ったきっかけは、知り合いからの紹介です。話を聞いてみて良さそうな職場だなと感じ、入職を決めました。
入職前に感じていた印象どおりで、働きやすい職場でした。笑顔が明るく優しいスタッフばかりで、協力しながらスムーズに仕事に励めています。今はコロナ渦で実施できていませんが、職場の仲間と行く年1回の旅行も毎年の楽しみでした。旅費は福利厚生の「毎月旅行積立」を使って積み立てられるので便利です。
相手の立場に立って物事を考えられる方に向いている職場です。私は那須高原病院で働くことで、患者さまのお気持ちに寄り添って傾聴する力がついたと感じています。
残業がほとんどなく定時で帰れるので、帰宅後に自分の時間をつくることができます。前職に比べて生活の質が上がったと感じますね。ワークライフバランスが取れ、働きやすい環境です。
日々の業務の中で、患者さまから感謝のお言葉をたくさんいただけることがうれしいです。自分の行ったケアに対して「ありがとう」と仰っていただくと、大きなやりがいを得られます。
那須高原病院には、私よりも先に姉が勤務していました。私は当時、違う土地からこちらに嫁いできて間もないころで。子育てに専念していたところ、姉から“パートスタッフとして入職しない?”と誘われたんです。その当時は精神科の経験がなく、難しそうだと思って敬遠していたのですが、パートスタッフとしてなら働けるかもと思って入職しました。
実際に働いてみると、精神科ならではのやりがいを感じることができました。試行錯誤しながら患者さまを支え続けることで、自分も人間的に成長できると実感したためです。
人と接することや、看護が好きな方が活躍している職場です。また精神科の患者さまに愛情を持って向き合うためには、ときとして忍耐力も求められます。向上心を持ちながら、仕事に臨める方と一緒に働きたいですね。
ほとんどのスタッフが子育てをしながら働いているため、急な欠勤にも理解がある環境です。育児に限らず、介護との両立もできます。
残念なことですが現在の精神科医療にはどうしても限界があり、患者さまの完全な回復はあまり望めません。看護師として患者さまの回復を願う気持ちと、折り合いをつけなくてはならない場面も多く経験します。ですが、お一人おひとりにとって一番良い状態に近づけるためのお手伝いはできます。これからも患者さまに少しでも安心して生活いただけるよう、最善を尽くしていきたいと思います。
私は、仕事中は患者さまとしっかり向き合いつつ、業務終了後はプライベートを大事にできるような職場をつくることが大切だと思っています。そのため、新人の方がオンとオフをうまく切り替えられるように声を掛けています。分からないことがあれば日々のカンファレンスでも多職種でフォローしているので、ご相談ください。
那須高原病院(なすこうげんびょういん)
〒3250304
栃木県那須郡那須町高久甲375
医療法人慈全会 ( いりょうほうじん じぜんかい )