特定非営利活動法人一麦
ぶどうの木は、2016年4月に神奈川県横須賀市に開設した生活介護事業所です。1日型の通所サービスで、入浴や食事、排泄などの介助を行い、障がいを持つ利用者さまを支援。そのほか軽作業を中心とした活動やレクリエーションを通じて、利用者さまが日中笑顔で過ごしていただくためのサポートをしています。 定員は20名で、1日の利用者数は12名ほど。利用者さまの年齢層は20~60代と幅広く、障がいの種類もさまざま。当施設は、知的障がい・精神障がい・身体障がい、すべての障がいに対応しているので、多様な特性やニーズに応えながら、ケアに関われる環境です。 当施設は250平米のゆとりある空間で車いすの方も移動がしやすいのが特徴。浴室はリフト浴を完備しています。スタッフ専用の休憩室もあるので、お昼休みの気分転換をしやすい環境です。
POINT
1
ぶどうの木は、スタッフが働きやすいよう、職場環境づくりに力を入れています。もやもやするようなことがあれば、その場で話を聞いて改善できるよう手を差し伸べる職場で、仕事上のどんな小さな悩みも気軽に相談ができます。悩みを1人で抱え込むことなく、共有できる関係性が魅力です。 また、子育て中の方や育児経験者の方も多く、育児との両立への理解が深い職場です。障がいのある子どもがいるスタッフもおり、何かあったときは子どもを連れて出勤する場合も。「困ったときはお互いさま」という雰囲気があるので、育児中の方も安心感をもって働けます。 お休みが充実しているのも魅力として挙げられるポイントの一つ。プライベートの予定を組みやすい土日休みで、年末年始休暇や夏季休暇、ゴールデンウイーク休暇もあります。有給休暇の付与は法定よりも早く、試用期間が終了次第取得することが可能です。また、残業は送迎時に発生する場合がありますが、あっても15分程度。日常的な残業はほとんどなく、基本的に代表を含むスタッフ皆が定時で帰宅できています。
スタッフの好きや得意を活動に活かすことも。一緒に楽しめるレクを提案できます
POINT
2
ぶどうの木には、常勤・非常勤含め15名ほどのスタッフが在籍しています。気軽にコミュニケーションがとれる関係性が築けており、スタッフ同士の仲は良好。職場はいつもにぎやかです。 スタッフは利用者さまと一緒に楽しむことを大事にしている方ばかり。行事の準備などに取り掛かる際はスタッフと利用者さまがワイワイと盛り上がっています。また、どうすれば利用者さまが良い1日を過ごせるか、そのためには何が必要でどんな手助けをすればいいのかを、前向きに考える職場で、スタッフ同士が話し合っているのは日常の光景。スタッフ同士が協力し、試行錯誤しながら皆でより良いケアを考えています。 1日の流れは送迎から始まり、ラジオ体操、作業のサポート、入浴や昼食、午後はレクリエーション活動などを実施。スタッフの持ち場は担当制ですが、できるだけ同じ業務が続かないよう、ローテーションで回しています。また、ペアを組む際は体力面や経験を考慮。バランスを考えたスタッフ配置を行っています。
スタッフ一人ひとりが利用者さま思いのケアを考えています。相談もしやすい職場です
POINT
3
ぶどうの木は、人材育成に注力しています。入職後は新人スタッフの経験に合わせた丁寧な教育を実施。経験に自信のない方にはマンツーマンで指導するため、未経験の方でも一から着実に仕事を覚えられる環境です。教育は新人スタッフの経験や習熟度に合わせて行っており、独り立ちまでの期間は3ヶ月ほどが目安。不安な方は最長6ヶ月まで時間をかけることも可能です。 当施設はスタッフが自信を持ってケアに携わっていけるよう、外部研修にも積極的に参加していただいています。強度行動障害支援者研修で基礎知識を学んだり、スキルアップ研修に参加したり。費用は法人が負担します。研修には複数名が同時に参加することで、知識や技術を現場に持ち帰り実践に活かせるよう工夫しています。 資格取得のバックアップ制度もあり、取得実績も多数。対象資格は介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修、介護福祉士、社会福祉士などで、費用補助の上限は7万円。研修の費用だけでなく、受験費用、交通費など、かかる費用を法人が全面的にサポートしています。
ぶどうの木では、利用者さま思いのスタッフが多数活躍しています。利用者さまがより良い一日を過ごせるよう、それぞれのスタッフが試行錯誤しているため、ときには利用者さまへの声掛けが厳しい言い方に聞こえたり、スタッフ同士のやり方の違いを感じたりすることがあるかもしれません。 障がい者のケアは理想どおりにいかないことも多くあるのが現実です。うまくいかないときは職員同士が話し合っており、皆でどうすればいいかを考えています。皆が納得できるよう、試行錯誤するのが当施設の強みでもあり、魅力でもあります。利用者さまへの思いがあれば、きっとやりがいを感じながら楽しく働けるはずなので、ゆっくり環境に慣れていってください。
もともとは居宅サービスで障がい者支援を行っていたのですが、障がいのある方についてもっと深く理解できるようになりたいと思ったことがきっかけで、ぶどうの木への入職を決意しました。
居宅サービスと通所施設の違いで感じたことは生活リズムくらいで、特に戸惑うこともなかったですね。障がい者の方についてもっと知りたいという気持ちが大きかったので、日に日に理解を深めていける感覚があり、経験も活かせていると思います。当施設は身体・精神・知的の三大障がいを受け入れているので、障がいを理解しながら多くを学ぶことができています。
スタッフの仲が良いところですね。とはいえ、仕事は仕事、話すときは話すというオン・オフがしっかりできています。女性の多い職場ですがギスギスした感じはなく、支援の相談もしやすいです。 また、さまざまな障がいに関われる環境なので支援者として多様な経験が積めるのは大きな魅力だと思います。障がいの種類に偏りがないぶん、幅広く対応できるスキルが身に付きます。
2年くらい通われている利用者さまのお話になるのですが、初めは全くコミュニケーションがとれずに悩んだことがあります。しかし、毎日の積み重ねでその方のリズムが分かるようになってきて、だんだんとコミュニケーションが図れるようになったんです。すぐに結果が出ないことの方が多いのですが、試行錯誤した結果が実を結んだときに「やってきてよかった」と実感します。
障がい福祉分野に興味があったことがきっかけです。自宅から通いやすい立地にあったことが決め手となりました。
身体介助が多く含まれる介護要素が強い仕事かと思っていましたが、身体だけではなく心のケアが大事な仕事なんだなと思いました。
いろいろなタイプのスタッフが活躍しており、やる気のある方ばかりです。1人で考えるのではなく皆で考えを共有して、会議で何度も話し合いながら、さまざまな試みをしている職場です。
当施設は、体操やレクリエーションに力を入れているほか、スタッフがそれぞれ自分の個性や得意分野を活かして活動に取り入れています。ちなみに私は洋裁学校の経験を活かして手芸を担当し、利用者さまの作品を市の施設などで販売する物販にも関わっています。
ぶどうの木(ぶどうのき)
〒2380035
神奈川県横須賀市池上5丁目3番2号
特定非営利活動法人一麦 ( とくていひえいりかつどうほうじん いちむぎ )