株式会社シーユーシー・ホスピス
ReHOPE 札幌厚別は、北海道札幌市厚別区厚別西にあるホスピス型住宅です。 パーキンソン病やALS(筋萎縮性側索硬化症)といった神経難病、末期のがんなどを患う方に、日常生活の介護や医療ケアのサービスを提供しています。ご入居者さまの多くは60代以上で、介護保険に加入されている方のうち、約6割が要介護4~5です。 当事業所を運営するのは株式会社シーユーシー・ホスピスです。当法人は、「『前を向いて生きる』を支える。」という理念を掲げています。ご入居者さまが少しでも多くの喜びを感じ、希望をもって生きられるようにお手伝いするのが、当法人の使命です。 また当法人では、「FLOWER」という表彰制度を設けています。理念に基づく行動指針に則り、ご入居者さまにより多く貢献した職員や事業所を推薦し、功績を称える制度です。選ばれた事業所には、賞状のほか、フルーツ盛り合わせなどの景品を贈呈しています。当法人が考える理想の職員像を明らかにすることで、それぞれの職員が明確な目標を立てやすくなり、モチベーションの維持につながっています。
POINT
1
ReHOPE 札幌厚別では、日々のケアの中で、ご入居者さまの内なる思いを汲み取ることを心がけています。ご入居者さまがポロッと口にされた言葉は大事に拾い、お気持ちを知るヒントに。ご家族・職員間で密な情報交換も行いながら、ご入居者さまのことをより深く理解しようと努めています。発語が難しい方に対しては、文字盤や目線で入力する意思伝達装置などを使ってコミュニケーションを取っています。 ホスピス型住宅は、ご入居者さまにとっての生活の場です。食事や行動が制限される病院とは異なり、ご入居者さまが望む生活を実現するお手伝いができます。ご入居者さまが人生の最期をいかに幸せに過ごせるかを考えて実行していくことが、私たち職員のやりがいです。 たとえば、咀嚼や嚥下が難しくなった方が大好きだった「たこ焼き」を楽しめるよう、食べやすく刻んだり、ペースト状にしたり。また、がん末期の方が“娘の結婚式に参加したい”とご希望された際に、施設内で娘さんにドレスを着ていただき、一緒に記念撮影をしたこともありました。 「『できない理由』ではなく『できる方法』を探して実行する」という行動指針を大切にしている当事業所。ご入居者さまの気持ちに最期まで寄り添い、支援できる環境です。
職員の平均年齢は40代前半。職員同士の仲が良く、高いチームワーク力が自慢です
POINT
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ReHOPE 札幌厚別は職員同士で相談がしやすく、気軽にアドバイスを求められる雰囲気があります。月に1回程度、事業所内の職員全員でミーティングを実施。事務連絡やご入居者さま情報の共有、業務に関する相談などを行っています。ミーティングの際は議事録を残しているので、出勤日の都合により会議に出席できない方も、情報のキャッチアップが可能です。 また当事業所は、職員同士の関係性が良好です。待機スペースで職員同士が顔を合わせると、その都度情報を交換。“○○さんの病状、こんな感じだったよ”“○○さんがこう仰ってたよ”など、細かな気付きを日常的に共有しています。自分1人での判断に困った場面について、職員間で相談することも。「ご入居者さまに対して貢献したい」という思いを職員皆が持っているからこそ、高いチームワーク力を発揮して働けています。
ご入居者さまの生きる喜びに寄り添い、1つでも多くの願いを叶えられるよう努めています
POINT
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ReHOPE 札幌厚別は「心と生活を支える制度」と題して、職員が心身ともに安定して働けるよう、さまざまな取り組みを行っています。「こころみる休暇」という制度では、3日連続で有休を消化した職員に1万円の奨励金を支給。残業も月平均6時間未満と少なめで、プライベートとの両立も可能です。 また、職員の意見や困りごと、満足度などをアンケート形式で調査する社内サーベイを実施。アンケートで得た現場職員の声は、できるだけ運営に反映しています。実際に、職員からの要望を受けて定期昇給制度を導入しました。職員の意見を大切にしながら労働環境を整備しているので、働きやすさは抜群です。 当事業所では、入職後の学習コンテンツを多数用意しています。入社時研修は2.5日間かけて実施。医療・介護の知識が身につく研修や、相手の立場を尊重しつつ自己主張する方法「アサーティブ・コミュニケーション」のスキルを学ぶ研修など、分野はさまざま。「ホスピスとは?」といった基礎についても一から学べるので、ホスピス未経験の方も安心して仕事をスタートできるはずです。 さらに、当事業所では、職員が長期的なキャリア形成を叶えられるよう等級制度を設け、評価基準を明確に示しています。職員が自分の現在のレベルや、今後向かうべき方向を把握し、目標達成に向かって取り組める環境です。評価基準に従って段階的に目標をクリアしていくことで、さらなるキャリアアップが可能です。
JR函館本線「 厚別」駅から徒歩約14分。交通費の支給は月3万円までOKです
ReHOPE 札幌厚別では、訪問時間内でさまざまなケアをこなしていく必要があります。そのため、ある程度テキパキと行動しなければなりません。ゆったりのんびり働きたいとお考えの方や、ご入居者さまお一人に付きっきりでケアができるとお考えの方は、ギャップを感じる場面もあると思います。 だからこそ、当事業所では、入社前の採用選考の中で見学会を実施しています。選考に進まれた方は、実際に仕事の様子を見て、雰囲気を把握することが可能です。 また、入職後は丁寧なOJTを行っています。まずは同行訪問で、先輩職員の仕事を見学するところからスタート。徐々にできることから取り組んでもらいます。教育担当者は固定ではないので、OJT時にさまざまな介護観や看護観を学べます。概ね1ヶ月程度で独り立ちが可能ですが、進捗状況や新入職員の不安感によっては延長するなど、柔軟に調整しています。面談にてヒアリングを行うので、その際にご希望を教えてくださいね。
私の父が亡くなったときに、「最期に何もしてあげられなかった」と後悔したことがきっかけで、介護の世界に入りました。前職の障がい者支援事業所はご利用者の人数が少なかったので、“もっとたくさんの方たちと関わりを持ちたい”と思うようになり、転職を決意しました。なかでもReHOPEは、重度の方々が多くいらっしゃいます。だからこそ、一人ひとりに寄り添うことで不安や恐怖を少しでも取り除くお手伝いができるのではないかと考え、入職を決めました。
職員同士の関係性は良好で、他職種同士の連携力も抜群です。仕事中も職員皆で互いに声を掛け合いながら、フォローし合って働いています。過去には、私がご入居者さまの様子がいつもと違うと感じて看護師に報告したところ、体調の急変にいち早く気付けたことがありました。幸い命に別状はなく、駆け付けたご家族と対面したことで、お互いに安心されたようでした。
チームワークを大切にできる方は株式会社シーユーシー・ホスピスに向いていると思います。年齢や経験は関係ありません。相手を否定せずに受け止め、良いところを見つけて引き出すよう意識することが大切だと感じますね。 また、人が好きな方は、きっと当事業所に向いていると思います。「人が好き」という気持ちがあれば、ご入居者さまを気遣い、感情に寄り添うことができるのではないでしょうか。
訪問時、ご入居者さまから“今日もよろしくね”“頑張ってね”と声を掛けていただいたり、帰りがけに“次はいつ来るの?”と言っていただいたりすることがあります。自分の訪問を楽しみにしてくださっていることが分かるので、とてもうれしいですね。 また、イベント時などに、ご入居者さまの普段とは異なる笑顔や、声を出して笑っていらっしゃる姿を見られることも、大きなやりがいにつながっています。どうしたら楽しんでもらえるのか一生懸命考えて準備を行った分、ご入居者さまの喜ぶ姿がとてもうれしかったですね。
人工呼吸器を使われている方やALSの方など、発声が困難なご入居者さまとの意思疎通が上手くいかないことがあり、心苦しく感じます。筆談や文字盤、口の動きを読む読唇などで対応するようにしていますが、最初は読唇がうまくできず、対話に失敗してしまったこともありました。 しかし、“分からないので、何度も聞きますね”と正直にお伝えしたことで、だんだんと上手く会話ができるようになりましたね。質問の仕方も工夫し、「はい」か「いいえ」で答えられるようにしました。今では、訪問するたびに“どうもありがとう”と、笑顔で言っていただけるようになりました。
以前は特別養護老人ホームで働いていました。病状が悪化した方は、入院などで退所してしまうことが多かったので、退所後の様子を知ることができず、ずっと気になっていたんです。そんなときにReHOPEの求人を見て、ホスピス型住宅の存在を知りました。最期まで近くで見守り、寄り添う介護を実践してみたいと思い、株式会社シーユーシー・ホスピスへの入職を決めましたね。
業務内容としては、ほかの介護職員の訪問計画書や、訪問ルートの作成などを行っています。職員の勤怠管理や、採用面接なども私の仕事です。また、地域のケアマネジャーの方々とも連携を取り、介護サービスの見直しなども行っています。 サービス提供責任は、マネジメントする立場から全体の業務を見る必要があります。大変な面もありますが、いつかは経験したいと思っていた仕事だったので、やりがいを感じながら働けていますよ。
職員同士が互いに何でも言い合える関係性を築いており、チームワークは抜群です。業務中に忙しくなったときには、“自分がやります!”“ここは私がカバーします!”と、積極的に動いてくれる職員が多いんです。皆で気遣い合っているので、誰か1人に仕事の負担が偏ってしまうこともありません。人間関係が良好な点も、株式会社シーユーシー・ホスピスで働く魅力の一つですね。
「『できない理由』ではなく『できる方法』を探して実行する。」という理念を、体現できる方と一緒に働きたいですね。ご入居者さまのなかには、嚥下機能が低下しても“最期まで口から食べたい”と仰る方や、移動が難しくなっても“自分でトイレに行きたい”と希望される方もいらっしゃいます。 そのときに、簡単に“できません”と言ってしまうのではなく、「まずはやってみよう」という姿勢を大切にしてほしいですね。挑戦した結果できなかったとしても、それは仕方ないですし、ご入居者さまもご納得していただけると思います。「どうすればできるか」を考えられる方と、一緒に働けたらうれしいです。
シフト作成時は、できるだけ職員の希望どおりに休めるよう考えています。休みの希望日が重なった場合も、早いもの勝ち状態にならないよう、気を配って調整を行っています。“この日は休みたいんだけど”と、職員同士で話し合いやすい雰囲気があり、互いに譲り合いながら気持ち良く働けていますよ。
何かを決めるときには、必ず現場職員の意見を聞いてから実行するようにしています。たとえば、ご入居者さまの訪問ルートを増やす場合は、ほかの職員に“この時間帯の人員は足りている?”などとしっかり相談してから決めていますね。 また、今後はより良い人材の育成に力を入れていきたいと考えています。新しく立ち上げる事業所の運営がスムーズに行くよう、現場でしっかり活躍できる職員を育てていきたいですね。
以前は、がん病棟で働いていました。病状が悪化した患者さまのご家族から、“今は苦しくないのですか?”“人生の最期に、何をしてあげたら良いのでしょうか?”と質問されたのですが、上手く答えられなかったんです。そのことをきっかけに、緩和ケアについてしっかりと学ぼうと思うようになりました。そこで、ReHOPEなら他職種と連携を取ってホスピスケアができるし、ご入居者さまが苦しまずに最期を迎えられるのではと考え、入職を決めました。
ご入居者さまやそのご家族の気持ちに向き合って看護ができたときは、大きなやりがいを感じます。ご入居者さまの奥さまが当施設に宿泊された際、話し相手がほしいということで、長い時間話し込んだことがありました。ご主人が入所されたことで、寂しさや不安を抱えていらっしゃったようですが、お話をするなかで安心した表情に変わっていきました。ご入居者さまやそのご家族、ほかの職員たちから、「いてくれるだけで安心」と言っていただける存在であり続けたいですね。
株式会社シーユーシー・ホスピスの理念は、「『前を向いて生きる』を支える。」です。私たち職員がご入居者さまの日々の生活を支えていくことで、理念を実現できると考えています。ご入居者さまやそのご家族が、少しでも前を向いて明日を生きられるよう働きかけ、「生きていて良かった」と思っていただけるようにしたいですね。
ご入居者さまが終末期であったり難病であったりした際は、コミュニケーションを上手く取れずに悩むことがあります。できる限りご入居者さまの視点に立っているつもりでも、適切に思いを汲み取れず、ご家族からご指摘いただくこともありました。そのため、今は“何かほかにしてほしいことはありますか?”とプラスアルファで聞くことを心掛けています。ご入居者さまに対して関心を持ち、自ら積極的に話し掛けることで、“この人は自分のことを分かってくれている”と感じていただけるようにしています。
今も、ご家族から“苦しくないかしら”“最期はどうしたら良いのかしら”と、よく聞かれますね。そんなときは、ご入居者さまの表情や呼吸の状態を確認し、“苦しくないお顔をされていますよ”“呼吸も自然ですね”と、ご家族にお伝えするようにしています。 同時に“手を握ってあげてください”“声を掛けてあげてください”と言って、ご家族同士のコミュニケーションを促しています。これからも、ご入居者さまが後悔なく安心して最期を迎えられるよう、ご家族のことも支えていきたいですね。
ReHOPE 札幌厚別(りほーぷさっぽろあつべつ)
〒0040064
北海道札幌市厚別区厚別西4条2‐12-21
株式会社シーユーシー・ホスピス ( かぶしきがいしゃしーゆーしー・ほすぴす )