社会福祉法人由木かたくりの会
グループホームかたくりは、社会福祉法人由木かたくりの会を母体として障がい者支援サービスを行っている施設です。2017年3月に、東京都八王子市で開所しました。2つあるユニットは建物自体が分かれてそれぞれ独立しており、両施設間は車で10分ほどの距離があります。定員は10名と12名の2ユニットで、計22名の利用者さまを受け入れているグループホームです。 当施設は、食事や入浴の際に介助が必要な利用者さまは全体の1〜3割程度。自立度の高い方が多いため、職員の業務は見守りがメインになります。知的障がいのある利用者さまが中心で、コミュニケーションにおけるサポートが必要な方がほとんどです。利用者さま自身が伝えたいことをうまく発信できなかったり、職員の発言の意図を汲み取ることが難しかったりして、やり取りに時間がかかることも。そのため、職員は利用者さまとコミュニケーションをとる際に発言や行動の背景を考えることを大事にしています。 「どんな風に考えながら話をしたんだろう」「どうしてこの行動をしたんだろう」と想像力をはたらかせることで、少しずつ利用者さまへの理解を深めています。 意思疎通を取ることが難しいからこそ、お互いに気持ちを伝え合えた瞬間が職員にとって一番のやりがいです。職員からは、「ここで得たコミュニケーションスキルは、日常生活にも活かせている」との声も上がっています。
POINT
1
グループホームかたくりは、休日が豊富でまとまったお休みも取れることが特徴です。年間休日は126日ほど。夏季休暇はまとめて5日間の取得が可能なほか、年末年始の休暇もしっかり確保できます。通常のシフトでは月に9~10日ほどの休日があり、職員はそのうち2~3日程度は希望休として申請することが可能です。 職員の有休消化率は全体で70%程度。当施設では、1時間単位での有休取得も可能なため、仕事の合間に予定を入れることもできるでしょう。管理者が率先して有休を取得したり、消化が進んでいない職員には直接声を掛けたりして、職員間の取得状況に大きな差が出ないようにしています。職員がプライベートの時間も大切にしながら働ける点も、当施設の魅力です。 当施設では、業務面においても職員の働きやすさに配慮しています。 シフトごとに仕事内容を分担することで、職員1人あたりの負担をできる限り軽減。食事の提供をはじめとする間接的な業務は早番・遅番の勤務者がメインに担当し、入浴介助のような直接的な支援は夜勤者が担い協力し合っています。夜勤業務については、各棟1名ずつ配置しており連絡を取り合えるため、何かあっても1人で抱え込まずに周りを頼れる環境です。未経験の方や経験の浅い方も、安心して就業できます。
POINT
2
グループホームかたくりは、利用者さまそれぞれの生活スタイルや好きなことを尊重しています。利用者さまの中には、自室でゆっくり過ごされる方もいらっしゃれば、人と会って会話をすることが好きな方もいらっしゃいます。その中でも、リビングで職員と利用者さま同士が他愛のない雑談をして賑やかに過ごす場面が多くあることが当施設の特徴です。テレビのニュースで見た芸能人の話から、生活の困りごとに関する相談まで話題はさまざま。福祉業界が未経験でも、人と話すことが好きな方や接客業をしていた方は、その経験を活かしていけるはずです。 当施設では、利用者さま同士のコミュニケーションを促進するようなレクリエーションやイベントを実施しています。内容は利用者さまの希望を参考に決定。過去には外食に行ったり、納涼祭やクリスマス会などの季節行事を行ったりしたこともあり、利用者さまに好評でした。イベントの際にはいつも以上に楽しそうな利用者さまの姿を見ることができ、職員にとってもうれしく、やりがいを感じられる瞬間です。 また当施設では、日ごろから利用者さまの意見を聞くために、自治会を開催。「ここを変えたい!」「次のレクリエーションはこんなイベントをやりたい!」などの声を実現するために、利用者さまと職員が共同で活動しています。「利用者さまに寄り添った仕事をしたい」という思いのある方は、大いに活躍できるはずです。
POINT
3
グループホームかたくりは、およそ2週間〜1ヶ月間のOJTをとおして新人教育を行っています。新人さんは入職後、早番・遅番・夜勤のシフトにランダムに入ります。研修は、業務マニュアルに沿って当施設での仕事の流れを覚えていただくところからスタート。マニュアルにないイレギュラーな対応については、その都度先輩職員が指導しサポートします。当施設は、少人数体制での勤務で同じ職員とシフトが重なることも多いため、関係性を築きやすく業務の相談もしやすい環境です。夜勤の業務については、必ず3回は先輩職員と新人さんの2人体制で指導と振り返りを行い、問題がないか確認してから独り立ちするのでご安心ください。 新人さんは、OJT以外にも当法人が主催する全体研修への参加を通して、業務に必要な知識をインプットできます。受講頻度は年間3〜4回ほどのペースです。個別支援計画の研修では、職員間で意見交換するグループワークを行います。そのほか、障がいのある方を講師として迎え、当事者の視点での講義を行うことで、職員が障がいに対する理解をより深められる機会を設けることも。学んだことは実務にすぐに活かせるので、職員は着実にスキルアップしていけるはずです。 また当施設内では、月1回ほど職員会議を実施。業務の中で出てきた問題に対して課題と対策を話し合い、職員全員で利用者さまに対するより良いケアの提供を目指しています。
グループホームかたくりは、小規模な施設のため基本的に1名体制での勤務になります。そのため、これまで複数名体制の職場で勤務していた方は、ほかの職員との関わりが少ないと感じるかもしれません。 そこで当施設では、月1回の会議にできるだけ職員全員が参加できるように、会議の日程を早めに決めています。そうすることで、非常勤職員の参加率もアップ。職員が集まったときには、常勤・非常勤関係なく意見を言い合いながら、支援についての認識を合わせることができています。また、日ごろの情報共有については、勤務しているユニットを問わず全員がアクセスできるオンラインの掲示板を活用。大事な情報は掲示板に残しておくことで、職員はリアルタイムで漏れなく情報のキャッチアップができます。
就労支援移行支援での業務経験を経て、同様に障がいのある方に関わりたいと思い、特に知的障がいのある方への支援に関心を持ったのがきっかけで生活介護での就業を志望しました。
利用者さまの考えや意向を尊重し、反応を待ちながら対応できる方やお話に耳を傾けられるような方にぜひ来ていただきたいです。中にはコミュニケーションを取ることが難しい利用者さまもいるので、一人ひとりに合わせた接し方で関わることを大切にしていただきたいです。
通所の介護施設に比べ、プライベートとのバランスは取りやすいと感じています。夜勤シフトの前後には、日中に自分の予定を終わらせることもできるので助かっています!年間休日も多いので、休みの日もしっかり確保できていますね。
利用者さまを長いスパンで見守るため、健康面だけでなく日々を楽しんでもらうための余暇活動を考え、生活全般を豊かにするお手伝いをする仕事だと思っています。新しい利用者さまも、家庭と同じような温かい雰囲気で迎えることを大切にしています。
「好きな時間にテレビを観たい」「スイーツを食べたい」などの要望が利用者さまから上がって来ることがあります。要望を聞きつつ、ご本人の健康面にも配慮しなければならないので、その調整が難しいと感じることがあります。そのような際には、利用者さまと意見交換をする場を設け、どうしたらバランスを取りながら要望を叶えられるかについて話し合うことを大切にしています。
グループホームかたくり(ぐるーぷほーむかたくり)
〒1920355
東京都八王子市堀之内542-2
社会福祉法人由木かたくりの会 ( しゃかいふくしほうじんゆぎかたくりのかい )