江東YMCA幼稚園では、YMCAの教育理念である「主体的に生きる」という考えを大切にしています。たとえば、クリスマスに行う劇の配役は、子ども同士が話し合って決定。先生が役を割り当てればすぐに決められるような場合でも、子どもたちが自分の意思を言葉で伝えたり、友だちを思いやったりしながら、「自分たちで決めた」と実感できる過程を大切にしています。 さらに当園では、子どもたち一人ひとりが「愛されている」と感じられる保育を実践。たとえば子どもたちの誕生日は、学年全体だけではなくクラス単位でもお祝いし、生まれてきたことが、いかに素晴らしいかをみんなで分かち合います。子どもたちが何者にも代えがたい特別な存在であるのだと伝えながら、愛情を持って保育をしたい方にぴったりの環境です。 そして、「今を大切にした保育」に注力しているのも当園の特徴の一つ。一日の活動の中心である遊びの場面では、子どもたちが興味を持って熱中していれば可能な限りその子に寄り添い、“時間になったから終わりだよ”と打ち切らないようにしています。だからこそ、雨の日でも元気良く外遊びをする子どもがいるほどです。子どもたちが目をキラキラさせる瞬間に立ち会えるのが、この職場で働く魅力といえます。

江東YMCA幼稚園は、職員同士のチームワークの良さが自慢です。運動会などの行事の際は、各学年のクラス担任2名が1組となってメインの企画を考えます。運動会は年少の先生、クリスマスは年中の先生といった具合にローテーション制で担当。企画の大筋が決定すれば、全職員の出番です。「よしっ！」といった雰囲気で協力的に動いてくれる職員ばかりなので、作業もスムーズ。風通しが良く意見も言いやすい環境で、全員が同じ方向を向いて気持ち良く働けます。 また、職員間の情報共有も欠かしません。毎日行う朝礼と終礼では、それぞれ当日と翌日の予定を確認。「明日は行事の準備でこの場所を使います」という話があれば、「じゃあ、私たちは明後日使うね」というように、協力的な雰囲気でミーティングを行っています。 さらに当園は、園長や主任が同じ職員室にいるため、日常的にコミュニケーションをとりやすいのも特徴です。距離が近いことで、「今日、こんな出来事があって…」といった話を気軽にできます。園長や主任から直接アドバイスがもらえるので、安心です。

YMCAならではの活動に参加できるのも、当園で働く魅力です。たとえば、YMCAでは障がいがある子どもたちの活動プログラムとして、水泳や体操、キャンプなどさまざまものを実施。活動資金を集めるためのチャリティー駅伝大会なども開催しています。過去には幼稚園の職員と保護者がチームを組んで出場したこともあるほど。参加は強制ではありませんが、一般のボランティアの方なども参加するので、幼稚園の枠にとどまらない人とのつながりや経験、知識が得られます。 さらには、職員向けの多彩な研修を用意。研修内容は、YMCAが運営する各園の代表者が集まり、現場目線で必要な知識について話し合って決定しています。近年では、子どもの人権やいじめ、虐待、専門的な視点から学ぶ運動遊びの重要性などについて研修を行ったほか、海外研修も実施（コロナ禍では未実施）。日本のみならず世界中に拠点があるYMCAだからこそ、広い視野を持って働けます。