麹町訪問看護ステーションは、利用者さま一人ひとりに寄り添った看護ができる職場です。職員は、利用者さまの本当に望んでいらっしゃることに目を向け、お気持ちに沿えるように尽力しています。困難な状況に直面しても、乗り越えるために自ら学ぶほか、関係者と意見交換をしたり、対応方法を工夫したりしながら、前向きに向き合っているのが特徴です。 たとえば、以前抗がん剤治療を受けられていた利用者さまが「治療を中止して最期まで自宅で過ごしたい」「お気に入りのベッドを使いたい」「好物を食べたい」と希望された際は、主治医やケアマネージャー、訪問ヘルパー、訪問看護師同士で話し合いを行いました。その結果、利用者さまはご希望どおりご自宅で過ごされ、ご家族やご友人に看取られました。 また、慢性心不全を抱えている利用者さまが、好きな旅行を最後の入院直前まで楽しめるように、職員が在宅酸素メーカーに協力を依頼したこともあります。ご家族からの協力も得て、旅行を実現させました。利用者さまが思いを遂げるためのお力添えができたエピソードです。 このように利用者さまが笑顔で過ごせるような看護を提供するために、対応方法を考え実践しています。利用者さまの思いに応えたいという気持ちのある方、利用者さまのために行動できる方が活躍する職場です。

麹町訪問看護ステーションでは、職員同士が訪問の合間や朝・夕方に事務所に戻るタイミングで情報共有をしています。相談しやすく、関係性の良い職場です。 また、1人1台スマートフォンを貸与しており、直接顔を合わせられなくても書類や電子カルテで細かく情報を確認できる体制を整えています。 また、育児中の職員も活躍しており、子育て世代の職員も働きやすい職場です。希望の時間に合わせて時短勤務も可能。皆で安心安全な看護ができるように互いをサポートしています。 お休みは土日祝日休みで予定が立てやすく、年末年始休暇の約6日分を含め、年間休日は120日ほどあります。 なお、常勤の場合、オンコール当番が土日含め月に10回程度ありますが、出動頻度は1ヶ月に1回程度です。利用者さまの体調の変化が予想される場合は、日中に医師に指示をもらって備えています。

麹町訪問看護ステーションは、ケアに関するカンファレンスを行い、安心安全な看護を提供できるよう、職員の教育面でさまざまな取り組みを行っています。入職から約1ヶ月間は先輩看護師が同行。利用者さま1人に対しては、複数回同行訪問を実施するような流れです。その後1人で訪問となりますが、都度不安がないか声を掛け、何かあれば先輩看護師が同行します。 また、研修も積極的に行っており、講師やメーカーの方を呼んで勉強会を開催。職員のスキルアップをサポートしています。訪問看護の経験がない方も確実にスキルを身に付けることができます。